2022年09月08日
『米副大統領が安倍氏国葬参列 韓国も訪問へ』by「時事通信」
===>Yahoo公式コメンテーターのコメント
白鳥浩:法政大学大学院教授/現代政治分析
安倍氏の国葬にハリス副大統領が参列するという。
しかしこのことは、すでにおり込み済みのことであり、特段新しい情報ではないかもしれない。むしろ、この報道は「バイデン大統領がこない」という事に対するアメリカ側のフォローの情報提供であるとみられる。
他方で、こうしてバイデン大統領がこないという事が、確定したという事が言える。安倍氏は自公による政権奪還以降、それまでの民主連立政権では、隙間風が吹いていた日米同盟を再確認することに尽力した。
アメリカのトップがこないという事が確定したことは、国民にとっては、ひょっとしたらバイデン大統領は最後のところで来てくれるかも、という淡い期待を失わせるものだろう。
弔問外交の意味も縮小することが確定したといってよい。
===>Yahoo公式コメンテーターのコメント
西山隆行:成蹊大学法学部政治学科教授
米国では今年11月8日に中間選挙がありますが、9月のレイバーデー以降、選挙戦が本格化します。連邦議会選挙は下院は共和党が勝利する見込みですが、上院はどちらに転ぶかわからない状態。このような状況でバイデン大統領の訪日は望むべくもありません。そのような中で副大統領が安倍氏の国葬のために来日し、韓国も訪問するというのは、バイデン政権が日米関係や東アジアを重視していることの表れともいえるでしょう。米国の現状を考えると、最大限の敬意を示したということだと思われます。
===>Yahoo公式コメンテーターのコメント
前嶋和弘:上智大学総合グローバル学部教授、学部長
開催かどうかで最後まで揺れた東京オリンピックと同じように、こちらも決まった場合には当然ながら同盟国、友好国からは要人が参列。東京オリンピックでは開会式がジル・バイデン大統領夫人、閉会式がトーマスグリーンフィールド国連大使でした。より政治的な機会ということと、それ以外の人でとなると大統領継承順位1位のハリス副大統領。
=>1位コメント
近時の安全保障環境を俯瞰するほど、安倍氏が主導したインド太平洋戦略の重要性が浮き彫りになる。
この点については、やはり歴史的な出来事ということになると考える。
一方国内では、安倍氏の功罪を問うなかで、統一教会での関係性で本人が亡くなっていて反論の機会もないまま罪だとする論調だけがクローズアップされ、功などなかったかのような空気に満ち溢れている。
議論するのは結構だが、功罪の両面をとらえること、世界からどう見えているのかという冷静な視点を失わないようにすることが重要で、ヒステリックな感情論は自戒するべきだろう。
=>2位コメント
「ハリス副大統領来日」を「バイデン大統領が来ない事が確定」とオーサーコメントでも書いているけど、ハリス副大統領が来る事の意味は小さくないのでは。
超大国アメリカの副大統領で有る事はもちろん、初の女性副大統領。将来は大統領を目指すだろうし、アメリカ初の女性大統領となる可能性が、現状一番高い人である。今回が公式には初来日。この意味はバイデン大統領来日とはまた違った意味で大きいと思う。日本政府もしっかりパイプを繋げておきたいと思っているだろう。
国家元首が来ない国でも、次世代のリーダーが来る国もあるだろう。せっかくの機会なんだから、政府は将来を見据えた意味でも、有効に活かして欲しいと思います。
【ヤフコメへのコメント】
コメ数821、、1位コメの「そう思う」数は466。
「そう思う」数が多い順に2つピックアップ。
「米副大統領が安倍氏国葬参列 韓国も訪問へ」9/8(木) 6:40配信の時事通信の記事。
(尚、このニュースはこちら:消えていれば削除されていますのでご了承ください。)

