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2025年02月12日

『鴻海、目指すのは日産との協業 買収ではない=会長』by「ロイター」

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2月12日、台湾の鴻海精密工業の劉揚偉会長(写真)は、同社が目指すのは日産自動車との協業であり、買収ではないと発言した。写真は台湾の台北で昨年10月撮影(2025 ロイター/Ann Wang)(ロイター)

===>Yahooエキスパートのコメント
井上久男:経済ジャーナリスト

見解 劉会長がどういう考えから、買収ではなく提携と言ったかは不明だが、日産の経営不振の根本的な要因は、内田誠社長以下の今の主要役員の危機感のなさと能力不足にある。そうした中で、役員体制を入れ替えなければ、ホンハイと組んでも効果は出ないのではないか。それを分からないほどホンハイは甘い会社ではない。ホンハイが日産に資本注入して、経営権を掌握して役員を総入れ替えすることを目論んでいたとしても、いきなり買収という言葉を使うと警戒されるために、提携という言葉を使って表現を多少やわらげた可能性があるのではないか。ホンハイは爪を研いでいると見るべきではないか。いずれにせよ、日産が今後単独で生き残るは厳しいため、ホンハイから資本を受け入れて組むか、ホンダと再交渉するか、米テック企業と組むか、選択肢は限られてくるだろう。

=>1位コメント
今の日産は滝に向かって流されていくエンジンの壊れた船です。手前の岸からホンダの船が近寄ってきて、荷物を捨てて軽くしたら引っ張ってあげると言いました。しかし日産は迷って荷物を捨てられなかったので、呆れたホンダが船を捨ててこっちに乗り込むよう言いましたが、日産は船は捨てたくないと断りました。

対岸から鴻海が少し前に大きな船で助けにきていましたが、ホンダとのやり取りを見て引き返してしまい、今はロープ付きの浮き輪を投げてきています。数人は浮き輪を掴んで助かるかも知れません。さて、日産はどうするでしょう。何人か助けてもらうでしょうか。それとも、皆で船と運命を共にするのでしょうか。

=>2位コメント
鴻海は将来性のある提携先の一つではあると思う。但し、長年培って来たエンジン技術が海外へ流出するのは間違いない。
問題はプライドと自分の地位を捨てきれずに会社を泥舟にした経営陣。自分の事しか考えていない人間が運営する会社の車を買う気にはならない。トヨタの倍近くいる取締り役は必要なのか。

=>3位コメント
日産については極度の経営不振やホンダとの統合/子会社化の協議(白紙撤回済み)、鴻海による買収話などいろんな話が出てきており混迷を極めております。そんな中に会って経営陣のポンコツぶりは言うまでもありませんが、これに対し日産の労働組合って何やってんでしょうか?昔から労組は「経営の鏡」だといわれていましたが、こんな状況でも春闘でのベア要求をするなど、完全に状況を理解していないポンコツ労組になり果ててしまったとしか思えません。やはりこの会社は全て一度解体し外部による再構築しないとかなと一連の報道をみていて思いました。

【ヤフコメへのコメント】
コメ数1450、1位コメの「共感した」数は5552。
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「鴻海、目指すのは日産との協業 買収ではない=会長」2/12(水) 12:09配信のロイターの記事。
(尚、このニュースはこちら:消えていれば削除されていますのでご了承ください。)
posted by ber at 07:20| 時事ヤフコメ・ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする