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2026年04月09日

『トランプ氏の「文明滅びる」発言が波紋 「ジェノサイド」指摘も』by「毎日新聞」

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===>Yahooエキスパートのコメント
門倉貴史:エコノミスト/経済評論家

見解 トランプ大統領の「一つの文明が今夜滅びる」という発言は、エネルギー施設や工業施設など民生インフラへの攻撃を示唆したもので、戦争には全く関係ないイラン国民の生活に対する配慮が全く感じられない。
 トランプ大統領は、イラン国民を圧政から解放することを目指していたはずだが、いつの間にか自らイラン国民を苦しめるようになっており、イラン攻撃の正当性には大きな疑問符がつく。国際社会の米国への不信は深まる一方だ。
 2週間の停戦についても、パキスタンが仲介したからこそ成立したのであり、トランプ大統領の成果ではない。トランプ大統領は、世界経済をエネルギー不足によるスタグフレーション(物価上昇と景気後退の同時進行)に陥る瀬戸際に立たせただけで、世界の平和と繁栄には全く貢献していない。

===>Yahooエキスパートのコメント
三牧聖子:同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授

解説 この発言とともに批判を呼んでいるのが、「イラン人どもは動物なんだ。だから彼らの橋や発電所を爆破しても戦争犯罪じゃないんだ」との発言だ。イランが期限までにホルムズ海峡の開放に応じなかった場合、発電所を攻撃すると脅してきたトランプ大統領に、記者が「戦争犯罪ではないか」と問いかけたことへの応答だった。

世界最強の軍隊を持つ米国の大統領が、堂々とイラン市民全体を攻撃対象と見なし、人間以下に貶めて戦争犯罪を正当化するようなことを決して軽視してはならない。2023年10月、ハマスに攻撃されたイスラエルはパレスチナ自治区ガザで大々的な軍事行動を展開し、少なくとも7万人超のガザ市民を殺害し、数多の市民の生活基盤を破壊したが、その際、元国防大臣ガラントは「パレスチナ人は人間の顔をした動物だ」という言葉で発電所など民生インフラを攻撃することを正当化した。トランプ大統領のもと、米国が「イスラエル化」している。

===>Yahooエキスパートのコメント
佐藤丙午:拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

解説 「文明を滅ぼす」や「石器時代に戻す」などの表現は、これまでも戦時には頻繁に使用されてきたものであり、特に驚く表現ではない。学術的に興味深いのは、戦争の行き着く先のイメージであり、たとえば石器時代に「文明や文化がなかったのか」という問いを考えると、先史学の先生方と長く議論ができそうではある。

とはいえ、さすがにこのような政治的な修辞と、具体的なジェノサイドなどを関連づけて批判するのは行き過ぎであると感じる。ジェノサイドは、結果なのか過程(手段)なのかという問題設定があるが、手段が問題だとすれば(この場合は戦争による民族抹殺)、極端な手段を取らない限り、文明が滅ぼされることはないだろう。もちろん、文化的伝統の継承が困難になり、文化の形が変わるかもしれないが。

核兵器の使用が関わると、問題が複雑になる。ただ、文化、文明、民族、の差は区別して議論して欲しいとは感じる。

===>Yahooエキスパートのコメント
佐藤仁:学術研究者・著述家

見解 トランプ氏の投稿が問題なのは、攻撃の予告であるだけでなく、「一つの文明が滅びる」という言い方で、相手の国家指導部ではなく、社会全体を消してよい対象のように響く点です。

情報戦では、こうした強い言葉で恐怖と屈服を先に広げようとしますが、同時に国際社会には「民間人まで含めた脅し」と受け取られ、逆に正当性を失いやすいです。

実際、アムネスティは国際人道法やジェノサイド条約違反の可能性に言及し、米議員の一部や共和党内からも批判が出ました。

SNS投稿ひとつが、軍事圧力であると同時に、外交上の立場を弱める材料にもなるところに、デジタル外交の危うさがあります。

===>Yahooエキスパートのコメント
木村和尊:軍事ライター

解説 ジェノサイド条約や国際刑事裁判所に関するローマ規定で示されたジェノサイドの定義は、「国民的、人種的、民族的または宗教的集団の全部または一部を破壊する意図」をもって行われる行為を示す。それらの行為は、当該集団の殺害だけにとどまらず、重大な肉体的・精神的な危害や生活条件を故意に課すことなど、多岐にのぼる。
そして、ジェノサイドは集団の破壊の「意図」の立証が難しい。ロヒンギャやパレスチナでの事案は、国際司法裁判所でジェノサイドか否か争われているが、判断に至るプロセスが長期化しているのは、その「意図」の立証の困難さゆえである。

=>1位コメント
70人以上の民主党議員がトランプ大統領を弾劾、もしくは憲法修正第25条を発動して罷免すべきと声を上げています。
自分が見た限りでは共和党議員からそういった声は上がっていないようですが、共和党はジェノサイドを肯定するんでしょうか。それともトランプ大統領が怖くて何も言えないんでしょうか。
トランプ大統領は1月に開催された共和党下院議員向けの政策会議で、共和党が2026年の中間選挙で勝利しなければ弾劾されるだろうと述べています。
彼は弾劾決議を恐れているようですが、それを引き起こす可能性など何も考えずに発言したのでしょうか。
1期目も相当酷い発言をしていましたが、ここまで酷くはなかったと思います。
これ以上大統領の職務に耐えうる精神状態ではないのではないかと思います。

=>2位コメント
そろそろアメリカもトランプの弾劾に動き出す可能性が出てきたように思う。
民主党は当然としても、共和党の議員たちも、このままでは中間選挙を戦えないとなれば「トランプ降ろし」に加わる可能性が出てくる。
恐らく下院は間違いなく通過するだろう。上院の3分の2は高いハードルだが、もう少し機運が醸成すれば可能性は出てくる。

トランプ関税で得た金をばら撒く予定が、その金は返還せねばならない。そして戦争もこのままでは権益を得ることも難しいだろう。
停戦はしたが、支持者離れは加速していくのでは。

=>3位コメント
アメリカ国内の人々がどれほどの関心を持っているのか分からないが、少なくとも周辺の関係国で損害を受け入れざるを得ない人々は真剣にトランプが解任されることを願っているだろう。社会インフラを攻撃によって壊滅させるなど、その行動思想は常軌を逸している。イラン市民を餓死に追い込もうとしたのだ。まだ実行していないとはいえ、示唆するだけでもおぞましい考えだ。そのような人物をアメリカの人々は選んでしまったのだ。その責任を重く受け止めなければならない。

=>4位コメント
文明といえば文化よりも大きな括りになると思います。そして1つの文化の継承でさえ重要であるのに、文明を滅ぼすというのは非常に度し難い発言ですね。
トランプ大統領は誇張が好きなので、そうした延長線上に文明という言葉を出してきたのかも知れません。
もっとも、英語で文明はcivilizationであり、「市民の
」を指すcivilに近いので、語感や詳しい意味付けまでは私には分からないですが。
ともかく、ドナルド・トランプは、国のトップになっていはいけない人物であったとは、世界中の多くの人が思っている事ではないでしょうか。

=>5位コメント
そもそも、この言葉に限らず、常識に欠ける言葉の数々が有りました。
そういう人だから、今回の思慮に欠ける攻撃に発展したのだと思います。
日本のみならず、他の国々に対しても、大変失礼な言葉ばかり発していました。
大統領という立場の人が、言ってはいけないだろう言葉。
それが、その国の印象にも繋がります。
言葉という道具を大切に使って頂きたいですね。

【ヤフコメへのコメント】
コメ数2710、1位コメの「共感した」数は10000。
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「トランプ氏の「文明滅びる」発言が波紋 「ジェノサイド」指摘も」4/8(水) 11:02配信の毎日新聞の記事。
(尚、このニュースはこちら:消えていれば削除されていますのでご了承ください。)
posted by ber at 05:21| 時事ヤフコメ・ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする