【コロナ禍の教室ではマスクが必須で会話も控えめだった(写真:mon printemps/アフロ)】
===>Yahooエキスパートのコメント石川一郎:学校改革プロデューサー
見解 一斉休校は教育現場をみていると多くの効果をもたらしたと感じます
最も混乱したのは卒業式、入学式のシーズンだったことかと思います
その後授業をオンラインなどでどのように代替していくのかもすべての学校にとって直面した出来事でした。通常だとオンラインの授業などは、制度設計に十分すぎるほど時間をかけてなかなか進まないものですが、コロナ禍では違いました。学校ごとの創意工夫もみられました
コロナ禍は教員にとっては、すべての教育をリセットして考える機会になったのも紛れもない事実です。すべてが変わったとまでは言えませんが、「前例通り」という言葉が以前ほど聞かれなくなりました
生徒たちにとっても大きな変化があったと感じます。学校生活をいったん俯瞰してみる機会になったのではないでしょうか。また、不登校や通信制に進学する生徒もコロナ前より増えています
新学習指導要領の始まりのタイミングと重なり今後どうなるかです
===>Yahooエキスパートのコメント末冨芳:日本大学教授・こども家庭庁こども家庭審議会部会委員
見解 安部政権は、他の先進諸国と違い、予告なしに一斉休校し子どもの学ぶ権利を奪い、公園で遊ぶことすら禁じ子どもの育つ権利も奪う自治体が多発しました。コロナ禍と一斉休校に伴う子ども若者へのダメージが世界的に大きかったことUNICEFなどの検証でも明らかです。
同時期、英国では、政府と校長会が話し合い、エッセンシャルワーカーの子どもや貧困・虐待の子どもは学校で保護し、食事代も政府が立て替える方式に移行しました。
北欧諸国・ドイツでも、首相が子ども若者に、不安を受け止める相談体制、学ぶ権利や遊ぶ権利は保障されること、図書館・公園は封鎖せずディスタンスをとって会いましょうなどの「安心メッセージ」を発していました。
日本政府の子ども若者軽視に、国が亡びるとの強い懸念を持ち、こども基本法成立に向け動きました。
超少子化の加速は子ども若者を真っ先に押さえつける子ども罰、子育て罰の政治と社会の帰結でしょう。
===>Yahooエキスパートのコメントなかのかおり:ジャーナリスト(福祉・医療・労働)、早稲田大研究所招聘研究員
補足 一斉休校中、何が起きたかを「ルポ 子どもの居場所と学びの変化」に書き記しました。学校現場の混乱、家庭の困惑、何より子どもたちのストレスが大きかったです。
教科書も配られず、オンライン授業は進まず、スポーツ活動も禁止。居場所がなく、親は3食の世話に勉強を見なければならず…。今年卒業する中高一貫校の保護者は、入学式も修学旅行もなかったと残念がっていました。
コロナ禍を経て、不登校が過去最多に増えるという課題に直面しています。
ただ、親の在宅ワークの選択肢が増えて子どもに寄り添えたり、体調が悪い時は言いやすくなったり、オンライン学習やコミュニケーションの選択肢が増えたり、進化した面も。運動会や行事の簡素化を歓迎する声もあります。
感染症は変わらずにあります。新しい選択肢を生かすには、家庭での子どもの過ごし方や、親への調査も必要だと思います。
=>1位コメント中学校の教員です。
あのときは、あの対応しかなかったのは、仕方なかったと思っています。
でも、休校がどんな影響を及ぼしたかよりも、マスクをするのが当たり前の生活の方が、後々大きく影響していると思います。そういう子を何人も見てきました。
人前でマスクを外すことに怯え、写真撮影などで外すときに震えるような子もいます。
今後の人生が心配です。
=>2位コメント子供達の学校行事などが軒並み中止となったことはかわいそうだった。
ただ、コロナ後、運動会は2学年毎で1時間で行われるようになり、見る側としては混雑も抑えられ、午前で終わるため、よかった。
それよりも、コロナに関する給付金等の使われ方や、事業に関わる業者による中抜きのほうが問題だし、それこそ検証も必要だし、不正があった場合は厳しく対処する必要があるのでは?
=>3位コメントあの年息子は小学校入学の年でした。入学式がようやく執り行われたのは6月、校庭に椅子を並べての特殊なもの。
それからも通常通りの登校とは行かず、分散して登校する日々、やっと巡ってきた行事のチャンスは体育祭でしたが、それをきっかけに当時の都内最大の感染者が学校で出てしまい、再び学校は消毒の為に閉鎖。生徒全員がコロナの検査を受けました。
その学習の遅れを取り戻す為、夏休みは1週間しかありませんでした。
もうめちゃくちゃな一年。子どもたちはそれでもよく乗り切ったと思います。
大切な時に学校に行けなかったのは可哀想でしたが、私はコロナという未知のウイルスが怖かったので、子どもが家に居る間は安心でもありました。
あの時は本当に分からなかった。だから仕方のない措置だったと思っています。
これから、その子たちをどうフォローして行けるかだと思うので、前を向いて子どもたちと共に進むしかないと思います。
=>4位コメント
中学校で教員をしています。勤務地は例年小学生のうちに落ち着きをもって中学校に上がってくる感覚がありますが、コロナで休校を体験し修学旅行などにも行けなかった子たちは、中学生に上がってきてもあまり落ち着きがない、幼さを多分に残して上がってきている感触があります。でもあくまで個人の感覚なので関係ないかもしれません、、笑 落ち着きがなくても可愛らしく、小学生?と微笑ましく思うことが多々あります。
あとは他の方が言うようにマスクの影響は大きいですね。写真撮影や卒業式でさえも外すのを拒む生徒がいます。人がそもそも持つ自分の顔への自信のなさや隠したいという思いが強く表れているのだと思います。顔は自分で選べないし、難しいですよね。こちらもあまり強く言うのもな、と思いよっぽどの時でない限りそっとしておきます。個人的には、卒業式はさすがに外して、晴れ舞台での顔を保護者の方に見ていただきたいとは思いますが。
=>5位コメント
小学校教員です。
コロナの年に入学した一年生〜三年生、学力が低めかなと感覚的ですが思います。基礎基本の積み上げができていないのが原因かと思います。運動神経も同じです。
そして何かと汚いといって触らない、関わらないという弊害もあります。人間関係スキルも低いので、トラブルが絶えない、気持ちのコントロールができないという子どもが増えています。この先、そんな子供達がどうなっていくのか、心配です。
【ヤフコメへのコメント】コメ数943、1位コメの「共感した」数は4932。
「共感した」数が多い順に5つピックアップ。
「コロナ禍から5年 「全国一斉休校」に意味はあったか──生徒にもたらした副作用 #こどもをまもる」3/8(土) 17:09配信のYahoo!ニュース オリジナル 特集の記事。
(尚、このニュースは
こちら:消えていれば削除されていますのでご了承ください。)